2015年11月13日

11月7日〜8日、介護に笑顔と希望を!介護学習決起集会およびヘルパーネット交流・第11回総会報告

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 11月7日中央大学駿河台記念館にて、「介護に笑顔と希望を!介護学習決起集会」が開催され全国から130名が、長崎から2名が参加しました。集会ではまず、介護制度改革をめぐる動向について、全日本民医連の林さんよりミニ講演があり、「国が目指す介護制度は、持続可能な制度=安上がりな制度。今年4月から、予防給付の見直し、8月からは、一定所得者の2割負担化が始まった。介護報酬引き下げの影響は、介護労働者の賃下げ、介護事業所での人手不足、倒産などを招いている。」と、国の目指す介護制度の現状と影響について学びました。
 次に、シンポジウムが行われ、シンポジストを本間さん(ヘルパー・東京民医労)、松下さん(認知症の人と家族の会東京支部)、宮長さん(社会福祉法人泉湧く家理事長)の3名が、コーディネータを中央社保協の前沢さんが務めました。労働者の立場で本間さんは、厳しい労働実態を報告し、現状を変えるためにも声を上げ続けることを呼びかけました。松下さんは、電話相談の経験をもとに、老老介護、男性介護者の増加など、介護の現状について発言がありました。事業者の立場で宮長さんは、介護制度の変化により、事業継続・人員の確保が難しくなっている現状について触れ、高齢者の尊厳ある生活を支えるためにも、事業者として職員とともに、制度改善に立ち上がることが必要と訴えられました。


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 翌8日には、介護ヘルパーネット交流と第11回総会が全労連会館で行われました。

 医労連の米沢さんより、介護労働者の賃金・処遇状況アンケート中間報告があり、「介護労働者の賃金は、全産業と比べ約8万円低く、処遇改善の実感はほとんどない。労働条件についても、4割が不満と回答し、5割が辞めたいと思っている」という厳しい現状が報告されました。
 次に、「未来につなぐ介護労働」と題して、大阪健康福祉短期大学の北里さんより講演がありました。「介護労働者の役割は、日常生活の生きづらさを抱える人の姿や生活に変化を生み出すことであり、コミュニケーションと専門性が大事になる。しかし、現在の介護保険制度では、現場でのコミュニケーションが軽視され、利用者や家族のニーズに対応できなくなってしまっている。また、労働者が望んでも、働き続けられない条件となっており、経験の蓄積ができない。未来へ介護労働をつなげていくためにも、改善を訴えていくことが重要」とお話しになりました。
 続いて行われた、しゃべり場は、(1)在宅、(2)施設、(3)総がかりの3つの分科会形式で行われました。「在宅」では、参加各県での現状や介護改善の取り組みを意見交換しました。各県で行われている総がかり作戦についても実施することで、1人で悩む介護職員を救うこと、ひいては介護制度改悪に反対する運動の拡大につながっていくことを学びました。

報告:長崎県医労連(長崎民医労)
posted by nagasakikenrouren at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 報告 | 更新情報をチェックする
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