2016年07月09日

(呼びかけ)参議院選挙:一人ひとりが持っている、「人間としての教養と政治に関する常識」を総動員して、大切な選挙権を行使しましょう!

 わたしたちはいま、二つの大きな「分岐点」にいます。

 一つは、海外で戦争する独裁国家か、戦争法(安保法制、平和安全法制)を廃止し国民の声が動かす平和・民主国家か、という、この国のあり方と私たちの暮らしの根幹がかかった分岐点です。
 最近、与党及びその同調者たちは、「くにがら」(国柄、国体)という言葉を使い始めています。これは、「…国がらとは、この国の特有なる本質を表現した姿である。わが日本国家の国体(くにがら)は、皇国の本質すなわちわが国家組織の根本たる天壌無窮の皇運の表現したものであって、またその姿であり、このはたらきである。…」(河野省三、『我が国体の本義と神道』、文部省教学局刊、1939年)とあるように、侵略戦争に突き進んだかつての日本の根幹をなしていた思想を表す言葉です。しかし、この「国体(くにがら)」が具体的に何を意味していたのか、文献によると、当時の帝国最高首脳部ですら見解が分かれていて、敗戦の土壇場にあっても意思統一ができていなかったといいます。結局、いかようにでも解釈できる曖昧な言葉で国民が支配されていたということであり、私たちは、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」(日本国憲法前文)した国民として、このようなことを再び許してはいけません。

 そしてもう一つは、ひと握りの大企業の利益に全面奉仕するグローバル競争国家か、それとも、格差是正・暮らし優先の地域循環型の社会か、という分岐点です。
 アベノミクスの3年余が明らかにしたのは、トリクルダウン論の誤りであり、賃金の底上げ・暮らしの安定なしには、日本経済の再生もないということです。アベノミクスの誤りと国内経済の停滞・行き詰まりが明らかになる中、安倍政権も賃上げを強く口にし、保育や介護の対策強化、同一労働同一賃金、労働時間規制などを掲げざるを得なくなっています。しかし、「世界で一番企業が活躍しやすい国」というスローガンのもとに、人々の暮らしと地域を踏み台に、ひと握りの大企業の利益のみに奉仕するグローバル競争国家づくりという本質はいささかも変わっていません。
 あらためて、わたしたち労働者が安心して安全に暮らすためにも、「戦争法廃止! 立憲主義、民主主義を守れ」そして「賃金の底上げを実現し、内需拡大で経済を回復させよう!」の声をいっそう大きくしていかなければなりません。
 「みんなのための政治を、いま。」参議院選挙では、全ての1人区で野党統一(共同)候補が実現したというかつてない出来事に確信をもって、「人間としての教養と政治に関する常識」(文部省著作教科書『民主主義』より)を総動員して、憲法に保障された選挙権を行使して、投票に行くことを呼びかけます。

【長崎県労連が掲げる、参議院選挙3つの要求】(2016夏期方針より)
  1. 戦争法を廃止し、憲法をまもり活かす平和で民主的な国であり続けること。
  2. 賃金の底上げや格差と貧困の是正など、人々の暮らしを改善すること。
  3. 大企業の利益に偏重したグローバル競争国家ではなく、持続可能な地域循環型の経済・社会政策に転換すること。
選挙に行こう!
posted by nagasakikenrouren at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 見解・声明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/439863924
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック